目の前には大好きなユウダイが立っていた。

「ミサキ、ちょっと悲しい思いさせててごめんな。」

そう言うとユウダイは私の隣に並んだ。
視界に現れたのは一本の木だった。

「これは?」
「桜の木だよ。」

そこには桜の木が立っていて、周りを囲うように柵が立っていた。
プレートに文字が刻まれていた。

"Misaki"