「園田?大丈夫?」 顔を覗かれ、ドキッとしてしまった。 「う、うん。」 「よかった。もう、終わりだから…「「あっ」」 机の上にあった私の手に、藤堂くんの手が一瞬だけ触れた。 「ご、ごめん!今鉛筆取ろうと思ったら…」 「だ、大丈夫だよ。」 いま、すごくドキドキした。 ふぅ。 深呼吸を一つして、ノートを先生に見せに行った。