「気付きましたか?何故、妃絽が体内時計を止めたのか」 「俺が妃絽の気持ちも考えずに諦めろって言って、失いたくないって気持ちを押し付けたからか?」 俺の言葉に影時は無言で頷いた。 やはり、あの時の俺の言葉が妃絽を苦しめていたのか…。 俺は自分を責めるように畳に爪を立て、畳の表面を引っ掻いた。