「私、ずっと思ってることがあったの」

「どんなこと？」


ちらりと廉を見ると


すごく穏やかなかおをしていた


「もしも私に奇跡が起きて、結婚してお母さんになれたら、、、」



「うん」


「いっぱい抱き締めて、いっぱい抱っこして、いっぱい笑いかけて、絶対寂しい思いはさせないようにしようって。」


「うん」


「他のお母さんみたいに一緒にできないことがあるかもしれないけど、、、うんん、、、いっぱいあるけど、出来ることを精一杯にして幸せにしたいって。」



「うん」


「、、、でも、、、」



言わなきゃ、、、廉に、、