「裕太くん?だーれ?」
階段から降りてくる女の子……
――――――ドクッ
彼女…来てたんだ……
「あ、紗季ちゃん!こいつ、俺の幼なじみの亜美」
「…えっと、亜美です」
「あ!知ってるよ~二人は有名だもん仲良しな幼なじみって!紗季(さき)です。よろしくね亜美ちゃん」
すごく、可愛い子…
性格もよさそう…
「よろしくね、あっ邪魔してごめんね~ごゆっくり!」
わざと明るくいって
裕太ん家の玄関からでる。
胸が苦しい…
いままで、女では
私しかあがったことない裕太の部屋…
今では…――――
涙がいっぱい瞳にたまって
一粒、また一粒と溢れる。
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