笑い混じりにそうに言う裕太。


事故だけど、
軽く抱き締められる形になってることが
不謹慎だけど嬉しくて心が弾む。



「ん、ごめん、ありがと…」


「危なっかしいな昔から。なんもねぇとこでつまずいてるし。」


「う、うるさいっ」


裕太が優しく体をはなして

私を座らせてくれた。



「よしっ続きするかー。あ。ジュースもさんきゅーな」


「いいえ」




私は、ドキドキと弾む心臓を

落ち着かせられずにいた。





_