ねぇ、裕太は…―――――ちがうの? 「お祭り、楽しんできてね」 二人して笑いすぎて息切れしながら会話。 「ん…さんきゅ」 嬉しそうに笑う裕太に 胸が締め付けられる。 こんなに苦しいのに 悲しいのに こういう些細なことが 幸せで、離れたくなくなる 諦めたくなくなる。 ―――――――― ―――――― ―――― _