そして、すぐさまシュートを放った。
右ゴールポストギリギリの、低い、威力のあるシュートだった。

「うがぁ!!!」
上江田が必死にボールを防ぐ。
しかし、ボールをキャッチするまでには到らず、右へボールを弾くことが精一杯だった。

そこに、両サイドの選手がゴール前に詰める。
弾かれたボールを、すぐさま右サイドの選手がシュートする。

「くっ!!」

なんとか手で弾く上江田。
しかし、前方へとコロコロ転がっているボールを、中央の選手がすぐさま押し込んだ。

0‐2