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ハヤトは、自陣のペナルティエリアで、その光景をボーっと見ていた。
シュートが先ほどから、全く入らない。
攻撃的なシステムが完全に裏目にでていた。
その光景を見つめながら上江田は言う。

「やっぱ、やけくそシステムはダメだな」



おい、お前があそこまで熱心に説明してたから、少しは期待してたのに、やっぱダメだな。で済まさせる問題じゃないだろうが。

「勝算あったんじゃねーのかよ」
ハヤトは後ろを振り向き、上江田に向かって苛立ち気味で言った。


しかし、ハヤトの言葉を無視するように真剣な顔つきでハヤトに言った。

「おい、ハヤト、それどころじゃないぞ」