先ほどから決定的なチャンスがあるのにもかかわらず、全くシュートを放とうとしない。

……
ちくしょう… 舐めんな!!
ハヤトは、中央の選手のボールをダッシュで奪い取った。
そして、すぐさまロングボールをだす。


「いけ!!!カウンターだ!」
ハヤトがすぐさま叫び、味方のMFがボールを受けとった。
そして、そのまま華麗なパスワークでゴールまで詰めていき、シュート。


やったか!?

ハヤトは期待した。
だが、その期待は微塵にも崩れ去った。
シュートは味方のFWに当たり、こぼれたボールを拾ってすぐさまシュートを放つのだが、敵のDFに当たった。


………

相手ゴールには、何人もの人がいる。(敵味方問わず)
先ほどから、シュートを打っても人にぶつかってばかりで、全く意味がなかった。

1‐5‐4の弱点を露出したような結果だった。