「小学生のカップルみたいでとっても素敵だったヨ♪♪」
「小学生とは失礼な!って違う!まずカップルじゃないから!!!!」
「えぇ~?
若宮のこと好きじゃないの??」
「好きじゃないよ!!!」
「……へー」
地を這うような低い声に顔をあげると
「わ、若宮!?」
眉間に深い皺を刻んだ若宮があたしを睨み付けていた。
「あれ~?もしかしてあたしお邪魔?☆」
と意味の分からないことを言ってどこかに行ってしまう彩。
「ちょっと彩…って何隣に座ってんの!?」
「別にいーだろ。じゃがりこ寄越せ」
そしてあたしが抱えるじゃがりこを箱ごと奪い取ろうとしてくる。
「ちょっ何すんの!?
これあたしのじゃがりこ!!」
「……好きじゃないんだろ」
「好きだよ!!!」
「ふーん……
つまり俺はじゃがりこ以下だと」
はあ!?