「え!?何で若宮!?」


「カッコイイから☆」


「絶対やだ!!
あたしと若宮が仲悪いの知ってるでしょ!?
若宮だってあたしと同じ班なんて絶対嫌なハズだよ」


「そうかな?」


「そうだよ!」





隣の若宮の席にはまるでバーゲンセールのような勢いで女子達が集まっている。



すると果敢にも、彩が囲まれて姿の見えない若宮に声をかけた。





「若宮ー!同じ班なろー!」





するとバッと若宮ファンの女子達が振り向いた。

とても殺気だった表情で。
おぉ怖っ






「…って笑佳が☆」





えぇ!?