「…なんか絶対琴平さんに勘違いされた気がするんだけど!」



「…なんだよ、俺とそういう風に思われるのが嫌なわけ?」




不機嫌そうに頬杖をつく若宮。




「嫌に決まってるでしょ!?
若宮だって嫌でしょ!」



若宮は頬杖をやめると

あたしを真っ直ぐに見据えて





「…俺は全然嫌じゃねーけど?」