「じゃぁ今日の帰りのSHRはこれで終わり。何か連絡事項がある人「はい!!!」
「な…何だ如月」
先生の言葉に食いぎみで挙手したあたしに、先生が若干引き気味に片頬をひきつらせた。
「席替えしましょう!!」
「却下」
そう返事したのはなぜか先生ではなく。
あたしの隣の席の男。
「俺も却下~♪」
それに同意したのは、反対側の隣の席の男。
「マネすんな」
若宮が奴――佐倉くんを鋭く睨む。
「別にマネなんてしてないけど~?♪」
それをさらりとかわす佐倉くん。
「はぁ!?やんのかテメェ表出ろコラ」
「やんないし表出ないし、出たいんなら一人で出れば~?いってらっしゃ~い♪」
「殺す」
「あたし越しに喧嘩すんな!!!!!!」