「…やっぱり若宮と笑佳、何かあったでしょ!?」


「い…いや、だから何もな…「黙らっしゃい!!!」



ピカーン!!


彩の目から電光ビームが炸裂するのをあたしは見た。





「普通なら笑佳に無駄絡みする筈の若宮が、今日は一言も声をかけないなんておかし過ぎる!!」



「…た…体調でも悪かったんじゃない?」



「往生際が悪いよ、笑佳」





彩がガシッとあたしの手首をつかんで。





「くわーーしく説明して貰うからね!!」





そうして、あたしは彩に例の事件について、洗いざらい説明する事になったのだった。