「笑佳~名前あったよ! あたしと同じクラス!」 「ほんとに!?やったー♪」 昇降口前の大きな掲示板に貼り出された、新しいクラス名簿。 その前で彩と手を取り合い喜び合う。 また一年、彩と同じクラスかぁ。楽しくなりそうだ!! 「あ!」 一通り喜んでから、落ち着いてもう一度クラス名簿を眺めていると、何かに気付いたらしい彩が声をあげた。 「若宮も同じクラスじゃん」 え゙。