屋上に来た、俺と美桜。





「美桜…俺に話すこと…あるよな?」





そう問いかけると美桜はうつ向いた。



そして小さくか細い声で呟いた。




「…どうしてわかったの?」

「美桜ママと先生の話聞こえたんだ」

「そっ……かぁ……」






そう言って微笑んだ美桜の笑顔は……


なんだか元気がなくて、

今にも儚く消えそうだった―……。