「俺らはこっち。鈴原は?」



あたし以外、皆右に曲がるそうだ。

さびしーなぁ。



「まっすぐだよ。」


「そっか。じゃあな。気をつけろよ?」


「おー。」



うぅ、またあーちゃんがニコッと笑った。

ひとりになっても、ドキドキが止まらなかった。



本名もまだわからないけど、あーちゃんの笑顔を思い出すと、胸がドキドキ痛む。


これは、なんなのかな・・・。