あたしは一目散に走り出した。

この辺の道には詳しいから、あたしはすぐに逃げられた。



五分くらいしてから、皆がいるだろう場所に向かった。




「やっぱいた―!」



あたし達がいつもたまる場所。公園の階段だ。




「ニーナ?どうしたのー?急に走り出してさぁ。」


「まぁまぁ、いいじゃないかっ!あの人達が嫌なのさ。」




あたしは昨日のことを大体は話していたから、皆分かったみたいだ。
ホント嫌。ああゆう人達嫌だ。


でもさ、給食の時間に聞いたんだけど、あの人たち野球部らしい。

あたし、野球めっちゃくちゃ好きだから、仲よくはなりたい。