私が優也の彼女だから?

「あなたがいなければ…優也は私の物だったのに!!」

亞美さんは私を思いっきり突き飛ばした。

私は思いっきり尻餅をついた。

「いったぁ…」

腰がかなりジンジンする…

「私は優也の事をずっと前から好きだったのに!!どうしてあんたみたいなやつが優也の彼女になるのよ!!」

「私だって前から好きだった。好きッて気持ちは誰にも負けないんだから!!」

私は勇気を出してゆった。

「許せない!!」
亞美さんは大きく右手を振り上げた。

叩かれる!!

私はギュッと目を閉じた。

でも、叩かれる気配は全然しない。

そぉ~ッと目を開けるとそこにはおびえた顔の亞美さんと、亞美さんの右手を掴む優也の姿があった。

どうして優也がここに?