「やっと終わったぁ~」

あたりはすっかり暗くなっていた。

「千春、今から優也に告白するんだよ!!」
片付けをしていると、美嘉がガッツポーズしながらゆってきた。

「後は私がしておくから、先に屋上に行っといで♪優也も遥樹が呼ぶってゆってたから」
美嘉は千春の背中を押した。
「え…でも…」
いいのかな…
「いいから♪早く行ってきな」
美嘉…
「ありがとう…私頑張るね」

美嘉がそこまでしてくれるんだもん…
頑張らなきゃ…
亞美さんにも負けられない!!

私は決心して屋上へ向かった。


屋上へ近付くたび、心臓が暴れてる。
手汗までかいてくる。
私は屋上の前まで来た。

優也…
もぅ来てるかな。

深呼吸を一つして屋上の扉を開いた。