ドックン

ドックン

私の心臓は早まるばかりだ。

「ごめん…俺好きなこいるから」

え?
優也に好きな人?

優也好きなこいるんだね。
私の目の前が真っ暗になった気がした。

「そっかぁ…ごめんね…呼び出して」
「全然大丈夫だから」
「それじゃ」
そうゆって亞美さんは帰っていった。

「ヤバい!!こっちにくるよ」

前から優也がこっちに歩いてきていた。

私達はきずかれないように、逃げようとした瞬間…
「お前ら何してんの?」

後ろを振り向くと優也が立っていた。

『びっくりしたぁ』
三人同時に声を合わせてゆっていた。
「優也…ごめんね…見てしまいました」
美嘉は優也に謝った。
「はぁ…別にいいよ」
「そういやぁ、優也好きな人とかいたんだな」
遥樹が優也に向かってゆった。

「あぁ、いるよ」

やっぱりいるんだ。
誰だろ…