そろそろ花火が始まるので、私達は花火がよく見える場所まで移動した。

でも…
花火がよく見えるとゆうことで人がいっぱいだ。
さっきより増えている。

「はぐれんなよ」

優也は私達に呼びかけた。

はぐれんなってゆっても…

人が多すぎてはぐれるかもしれない。

千春は皆の後をついていく。

ドンッ

千春はいきなり走ってきた人とぶつかった。
「すみません」
その人は頭をさげ、また走っていってしまった。

イタタ…
私も皆の所にいこうとした。

あれ…
いない…
さっきまで、私の前に皆いたのに…

キョロキョロ周りを見渡しても知らない人ばかり。

どうしよ…

取りあえず動こうとした途端…

イタッ

さっきぶつかったショックで、足をくじいてしまったみたいだ。

どうしよ…
こんなトコにいたら邪魔になっちゃう。

そう思い、痛いのを我慢しながら端っこまで行った。