しばらく水かけ大会になっていた。
「あー疲れた」
千春は水をかけるのを止めた。
「もう疲れたん！？早いなぁ」
あきれたような口調で優也がゆってきた。
「うるさいなぁ！！」千春は美嘉がいる場所に戻った。
「もう疲れた～」
千春は美嘉の横に座った。
「見てたらおもしろかったよ」
美嘉はクスクス笑いだした。
「おもしろかったって…あんな子どもにつきあえるほど体力ないって」
千春はため息をついた。
「えぇやん、元気で」美嘉は優也を見ながらゆった。
「まぁ、あいつは元気だけが取り柄だからね」
千春も優也のほうを見た。
まだ遥樹と一緒に遊んでる。
なんか…
こう見たら優也ってかっこいいな。
背中広いし、顔は男前やし、背は高いし…
今思えば優也モテるしな。