響夏に巻き込まれて倒れていた宙は、ムクっと起き上がり。


ため息をついてから、響夏のほうを振り向いた。


ヒィィィィィィィィ!!!


お、思わず身震いしちゃった!


宙がニコニコ笑ってる!?


そしてその笑顔のまま、ガシッと響夏の肩をつかんで言った。


「覚悟、できてるよな?」


こっっっっわぁーーー!


宙を怒らしては絶対にダメね。


「マキ!マイ!昨日で自己紹介はすんでるから、さっそく部活しよう!」


円香が私たちをよんでいる。


私たちははーいっと言いながら駆け寄る。