宙は大きなため息をついて言った。


「もう、いいから。早く部活するぞ」


はーいっと、素直に宙の後ろをついていく響夏。


その後ろ姿に円香が飛び蹴りをした。


「「あ」」


私とマイは同時に口を開けて、言った。


だって……。


前に向い倒れた響夏は、宙も一緒にまきこんで思いっきり倒れた。


そして円香は、タタタタタッと私たちのところに帰ってくると。


にこやかに


「さぁ!女バス!今日も元気だして、練習しよう!」


と、みんなに声をかけて、練習を始めた。