そこに!!


ボールが3つ響夏の頭にめがけて飛んできた。


これには私もびっくり。


投げたのは……。


「おい。マキ姉さんからはなれろ」


相変わらず無表情な男の子。


「マキ姉が死ぬーーーーー!!(泣)」


馬鹿みたいに泣き叫ぶ妹。


おい。勝手に殺すな。


「てめぇ、マキが汚れるだろ!?さっさつとはなれやがれ!!」


私の愛しい親友。


やっぱり、この3人であった。


投げたボールは見事に響夏の頭に命中。


た、た、助かった!……のかな?


うん。


まぁ。


助かったことにしておこう。