「あの―…用事を出来るだけ短めにおねがっ……」 あっ…………。 途中で言葉が途切れた。 今あたしの目の前に立っているのは、 間違いなく、"先輩"……で。 無意識に2、3歩後ずさりした。 「なんで……?」 俯いたあたしが、 唯一素直にでた言葉。 "会いたかった" と "会いたくない"の 気持ちが入り交じる。