「なぁ……くっかないでくんね?」 「は?」 思わず言ってしまった口を押さえる。 「なにこの子…悠にタメとかムカツク……」 まぁ、一応先輩なんですよね…… そりゃあ、すみませんでした―… 心の中で謝っとく。 「いや、くっつくなっつたのお前にだから」 あ、なんだ… あたしにじゃなかったんだ。 その言葉にちょっとホッとする。