『…どうして?』







わたしの唇を綺麗な指でつーっとなぞる









ゾクッ







『…ゆっ、夢で…その…』







『甘い声で呼んでくれてたけど…どんな夢だよ?』






顎をくいっと上げられる。







絢斗くんの顔が近づいてきた








その時、








ガタンッ!








『ごめーん!文香ぁ!遅くなっちゃった!……………。』








由香里ちゃんが固まった。