「沙羅〜、美夏ちゃん来てるわよ。早く降りてきなさ〜い。」


朝からお母さんが叫んでる。それもそのはず、友達を待たせてるんだから…。


私は急いで支度した。


ドッドッドッドッドッ。
勢いよく階段を降りると美夏が笑っていた。

「そんなに急がなくてもまだ時間あるよ♪」

するとお母さんが、
「沙羅、朝ごはんは?」


「いらない。行ってきま〜す」


そう言って、私と美夏は玄関をでた。