「あたしの彼氏、楠木颯〈くすのきはやて〉。あたしたちの1つ年上の高2。学年では結構人気なんだって」 「唯華、そんな説明?」 「じゃあ、なんて説明すれば良いのよ」 「まぁまぁ、颯、唯華ちゃん。ここに座ろうよ」 「あ、大樹くん!これ、お弁当です!」 「あ、ありがとう。今日は颯たちも一緒でいいかな?」 「うん、どーぞ!」 あたしたちは、4人でお弁当を食べ始めた。