「なるわよ。だって面白いじゃん！」



からかうようにあたしの顔を見る唯華。
面白くない！！


そう反発することも躊躇うほどの唯華の笑顔。



「なんでそんなに笑顔なのよ？」


「えー、だってそんなに真剣になるなんて好きなんでしょ？」



「んなッ！！違う！」



「まぁ、そんなこと今から分かるよ」



「唯華に何がわかるのさっ！」


「んーと、……ヒミツ」



うー、教えてくれたっていいじゃん！




そんなことを楽しく言い合いながら屋上へと向かった。