それに、彼の相手をする相応の価値が分からない。
彼女に払う報酬が高いのか、安いのか。
それさえも想像の域を超えている。
まぁ、朱夏以外に頼れる人はいないし、
仕方ないよね?!
そのリーバとかいう靴で手を打とう!!
「分かった、それ買ってあげる」
「ホント?!」
「その代わり、さっきも言ったけど、彼は女を毛嫌いしてるから、それだけは十分気をつけてね?」
「OK、OK、私に任せておいて」
朱夏の了承は貰ったから、これで大丈夫よね?
後は土曜日の待ち合わせを決めれば…。
「後…ね?」
「ん?」
「土曜日はお休み貰ったから、買い物に付き合ってくれる?」
「うん、いいよ。で、何買うの?」
「とりあえず、スポーツブラとかフィットネスブラみたいなノンワイヤーのブラが欲しい」
「ブラね?」
「うん。それと、生理用品も」
「うん、了解。女の子の必需品だもんね」
この2週間、生理が無くて助かっている。
生理用品は用意されてるけど、
やっぱり、使い慣れたモノが良い。