二人でじゃれてたら、もう時間がヤバいのに気が付いて急いで向かった。
よく撮影するスタジオだったから、そこまで緊張しなかった。
案外…イケるかも?なんちって。
でも頑張らないとね。
「ミユちゃん、楽しもーな」
「うんっ」
あたしの気持ちを少しでも軽くしようと声を掛けてくれた。だから笑顔でルイに答えた。
…………けど。ルイが笑顔で、あたしのブラのホックを器用~に外から外してきた。
「その手は何」
「ミユちゃんの“うんっ”が可愛くって」
「ざけんなっ!!」
パーンと頭を叩いて、スタジオに入った。
初めての撮影なのも忘れちゃって一人で入ってたし!