全ての準備が終わって一息つく………暇もない。





もう家を出ないと間に合わない!!




「ルイっ!」
「はーい」



ルイが振り向いたと同時にチュッと軽くキスしてあげた。





急いでるんだから軽~くね?



少し頬を赤くして、ぽぉ~ってしながら靴を履いてるルイ。





「ミユちゃん…反則」
「はいはい。行くよ!撮影が今日始めの仕事だからね」



へなちょこなルイを横目に、重たい荷物を持ってドアを開けた。