走ってきたせいか、息が上がって苦しい。 「はぁ…はぁ」 運転席に乗り込んだものの、少し喘息気味で、なかなか発進できない。 ルイ…怒るかな。急がないと。 色々と考えて、呼吸を整えてたら___ 「いいよ、急がなくて」 優しい笑顔で、そう言ってくれるルイ。 あたしを気づかってくれてるんだろーな。