好きだよ、優ちゃん。



わたしは優ちゃんが好き。



優しくて
わたしの名前を呼んで
頭を撫でてくれる
そんな優ちゃんが好き。





しばらく走った。
制服姿の自分がお店のウィンドウに映る。



すごく悲しそうだ。




胸が苦しい。
息が切れる。



涙があふれる。


行かないで…
行かないでよ、優ちゃん。



気持ちなんて一生伝わらなくていいから、そばにいて?