「おはよ、比菜ちゃん。」


次の日、優ちゃんは予想以上にはやく来て、わたしは部屋着…



ドアを少し開けて覗くように優ちゃんを見上げた。



やっぱり、好きな人にこんな髪ボサボサでスッピンで部屋着の姿なんて見せたくない。



優ちゃんは気にしてないみたいだけど…



「今、起きた?」



「…あはは、こんなにはやいと思わなくて、」



今のわたし、絶対笑顔がひきつってる。



「待ってるから、着替えておいでよ。」



わたしは何も言えず、苦笑いして頷いた。