電気のついてない教室は、赤い夕焼けを浴びている。 時計の音が響いている。 優ちゃん… わたしは、所詮優ちゃんの妹みたいな存在なのかな? 前に優ちゃんのファンの子に言われたことがあった。 “あんたなんか女として見られてる訳ないじゃない”って。 その時からわたしは優ちゃんには釣り合わない事くらいわかってた。 優ちゃんが彼女をつくらないのは、わたしが邪魔だから?