「ピアノ、習ってやるよ。」



「千広くんには無理でしょ。」



「…決めつけんな。」



「いいの。聴かなくて。」





聴いたらきっと、




今よりも優ちゃんを好きになるからね。





いつか夢で聴かせてください。





わたしのために作ったこの曲を。