「優一が死んだ時から言ってるけどお前のせいじゃない。」 ねぇ、千広くん。 そんなふうに思えたりしない。 わたしは、許さない。 「…比菜、」 わたしは優ちゃんの写真を見つめた。 「…優ちゃんってやっぱりすごく格好いいね?」 「…比菜」 「夢になんか出てこないでよ!」 瞬間、涙が溢れ出した。 千広くんは黙ってわたしを抱きしめる。