優ちゃんの電話番号を消した。 写真縦の写真も机の引き出しの奥にしまった。 「…学校、行かなきゃ。」 重い足を引きずりながら、わたしはひさしぶりに学校に行く。 学校について、椅子に座ると横にどん、と誰かが座った。 隣には黒のダウンジャケット。 「よぉ、」 わざとらしいな… 千広くんこの授業受けないじゃない。 わたしは何も言わなかった。