朝、目が覚めて、窓の外を見ると、そこはあの病室の窓とは違ういつもの家の外の風景。
「こんな風景も懐かしーな!!」
グーッと伸びて、一階へ降りた。
「あ、パパ。おはよう。」
「おう、おはよう。」
こうやってパパとあいさつするんも久々や・・・って、テンションあがりすぎや。
「いただきます。」
ママが用意してくれた朝食も食べて、気分は最高潮。
久しぶりに手を通した制服が、少し小さく感じた、ような気がした。
まさか、そんな数日でうちの身長が伸びたとか、考えられへんし。
「笑美ー。」
そうこうしてると、パパがうちを呼ぶ声が聞こえた。
「なにー?」