翌日、朝ご飯を食べて何をしようか悩んでたとき。 コンコンッ と、軽快なノックオンが聞こえた。 この軽さは・・・きっとそうや。 「は~い」 「笑美おねえちゃん、おはよう!」 「おはよう、輝樹。」 車椅子を上手に動かして、うちの病室に来てくれた輝樹。 「今日は、体調大丈夫なん?」 「僕、強いから。」 「あ、せやな。」 自慢げに「えっへん」と言ってニコッと笑う。 やっぱり、可愛らしい笑顔や。