うちがおらへんくなったら、輝樹は悲しむやろか。
どないしたら、輝樹はまた笑ってくれるやろか。
あの笑顔を、また見たい。
純粋無垢なあの笑顔を、うちが奪ってまうなんて・・・そんなん嫌や。
「何か方法ないんかな・・・」
真っ白な天井が、いまや、うちの頭の中のように思えた。
のちに、完全に睡魔にやられてもうたうち。
結局、いい案は・・・。
目が覚めると、そこはやっぱり、真っ白な空間やった。
「・・・そうや!」
なぜか起きてすぐ、とあることを思いついてもうたんや。
思うだけで、うちの顔がニヤけていった。