で、その場にはうちと麗しか残ってない。



パパとママはいつの間にかおらへんくなってるし。





多分、パパがこの学校を懐かしんでる頃?かな。



「行くか。」



「うん。」





うちと麗も、桜の木の前をあとにした。













・・・・・できた。




家に帰って、さっそく写真をプリントアウトした。



「家族写真って撮ったことねぇの?」




「この家族写真は特別やから。」




「・・・どこが?」





「うちと、パパと、ママと・・・」




「と?」