「・・・うん、最高。」
もちろん、失敗なんてありえへんくて、そこには最高の家族写真があった。
「笑美、俺と一緒には?」
「当たり前やん!」
麗とも写真を撮って、うちらは、この思いでいっぱいの高校を、卒業した。
欄、冬真とも写真を撮ったり、最後の最後まで話したり。
目が腫れてるのは気にせず、写真はメッチャ撮った。
その写真は、家に帰って、現像して、また後日皆に配ることにした。
「麗っ」
「ん?」
「今日、このあと家に来てくれへん?」
「あぁ、送っていこうと思ってたし、いいよ。」
麗には、どうしても家に来てほしかった。