あぁ、冬真がうちに告白してくれて、うちが麗に告白して、麗がうちに返事をくれたけど、なんも以前と変わらへんかった。
もしかしたら、これから先に何かあるかもしれへんけど、少なくとも、うちらの仲だけは変わることなくこのままであってほしい。
こうやって、笑ってたい。
「麗!」
「あ?」
「冬真!」
「なに?」
二人が手を絡めあったまま、うちの方を向く。
そこらへんの友達とか、兄弟とかよりも仲がええんかもしれへん。
うちも、その中にずっといたい・・・。
「大好きやっ」
「「っ・・・」」
麗も冬真も、二人して顔が一気に真っ赤になったんは、きっとうちのせいやなくて、夕日のせい―――。