「・・・目、閉じて」



「っ・・う、ん・・・」








麗の手が、うちの頬に触れる。




うちは、そっと目を閉じる・・・。












「付き合い始めてそうそうキスって、どうなの?」



「・・・は!?」
「・・・え!?」




それは、うちと麗の背後から聞こえてきた。



二人でその方向を見ると・・・まさかの人物。





「「冬真!?」」




「れーくん、わりと積極的で、俺ちょっとびっくりだなぁ。」




「なんでお前がいるんだよ!?てか、いつからいた!?」




「二人が来るずっと前」